引っ越し準備中に母が骨折して入院してしまったため、引っ越し作業は一気に私一人にのしかかった。普段から整理整頓の習慣が、私同様にないため、散らかった2DKの部屋はどこから片付けていいか、呆然としてしまい、部屋を見ているだけで、体に疲労がたまってしまう。したがって、少し作業をしただけで、疲労こんぱいという状況に陥った。毎日のように、体の芯に疲れが溜まり、一日に二度熱いシャワーを浴び、疲れをとった。兄夫婦が月に2、3回、50キロ離れた場所から手伝いに来た。何を引っ越し時に運んで、何を捨てるかは、母に一つ一つ聞いて判断しないとならない。タンス類は10あるうち、8つは処分し、小さいタンス2つだけ、ホームに持ち込む。当初、別の業者に頼むつもりだった大きな冷蔵庫や電子レンジ、エアコンなど、ほとんどのものは同じ業者がすべて処分してくれた。母の趣味の裁縫類のものはすべて捨てずに袋10数個にまとめてある。仏壇は、母は兄夫婦に持って行ってもらうことにしていたようだが、兄嫁が面倒くさがったのか、母に対し、ホームに持って行った方がいいなどと母に言ったらしい。母は私に対し、兄夫婦に仏壇は持って行ってもらうように強く言ってくれと言われた。私から兄夫婦に、母が仏壇を持って行ってもらいたいと言っていると、いろいろと私への質問事項の多いメールの返信の中で伝えると、1日、2日して、了承したと返事がきた。現状では、最後に残ったのが、母の裁縫類のものを捨てるか、持って行くかの取捨選択だ。私が、裁縫類のものを全部広げて、一つ一つ写真に撮り、母に見せなければならない。最後の大仕事をしないとならない。これが終われば、あとは同じ業者に運んでもらうだけだ。